俺様が行く 色々な雨の後の巻
月曜日 その日は朝から台風の低気圧が来ると 俺様は確信していた
けっして天気予報がそう言っていたのではない 俺様の野生の感ていうヤツだ。
:けっして持病の腰痛などで分かる訳ではない。
だが、早朝目覚めた俺様には最悪の空模様であった。 なんと、ピーカンなのだ。
天気予報の嘘つきっ!!である。 信じていたのに裏切られた。
そのまま九時ごろまで寝てしまう。
するとアレホド晴れていた空から突然の大雨が・・・
台風前は良く分からない しかし夕方にはまた曇ってきた これはもしかすると もしかするかも知れない。
俺様は早速釣り道具を一切合財詰め込んで パチンコ裏の溜池へと急いだ。
タッチーに電話をした 一人で良い思いをしたかったが 人間出来ているとなかなか悪いことは出来ない
タッチーに行かないかと声をかけてしまう。
運良くタッチーは乗り気ではなかった。
これで台風前のバスは全て頂きである。 40アップがワンサカである。
ところがギッチョンチョン 強風の吹きつける池にはギル一匹姿が見えない。
昼間の大雨が響いたのか・・・ 案の定、全くの無反応 俺様は頭をひねった こう来ると元から濁っている池のほうが有利かもしれない。
俺様はスグサマ三ツ池へと向かった。
ところがギッチョンチョン 三ツ池には計7台の車が止まっているではなか
俺様は戦意を喪失してすごすごと帰ることにした。 傷は浅いほうがいい。
そして一日おいて水曜日 俺様は夕方五時ごろからテラ池で フローターに打って出た。
朝雨が降ったので 濁りの強いテラ池と決めたのだ。
けっしてトレーシーが「 室池は池まで遠いので嫌だ」と言った訳ではない。
今日は平日だ。 それにテラ池で今年は誰とも出会っていない
まっさらなフィールドを想像して 階段を昇りきった。
と・・・ナントそこにはビニールボートを浮かべた命知らずの中学生と 岸釣りをする中学生が・・・
俺様は大楊に構え、極めて明るい声で「釣れた?」と聞くと
「ミミズで小バスが2匹」と返ってきた
彼等はライブベイトだった。 これは強敵である。はっきり言って反則やんけ、である。
俺様はすごすごと大きな浮き輪を担いで池に入って行った。
トレーシーが岸から手を振っている 決して石を投げているのではないだろう。
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