俺様が行く デカルアーにヒット!?の巻

今日俺様はまた煮詰まっていた。
お化け話の編集とのトラブルだ。
内容は 「お前みたいな子供に子供と言われたないわ」
「なにゆーとる、こっちのセリフじゃ」 という高度な争いだった。
しかも今日はマイハニーのトレーシーの休み
俺様はデートもしなくてはならないが、 俺様にはフィールドが呼んでいた
誰が今日仕事なんかするもんか!!
デートは野池だ 俺様はトレーシーに言い放った
今日は野池だぜ 俺様の勢いにトレーシーが震え上がり
なんと夕方の一時間 俺様は三つ池に行くことをゲットした
俺様の今日の責めはスィームベイト ウオデスだ
タッチーも買っている 実は俺様も買った
これは決して先日の釣行のさい 一回りでかいトラウトベイトが バスにシカトされたからではない
ただ欲しかったのだ
そしてカラーはウグイ
決してこの色しか売れ残っていた訳ではない
このカラーが来ると確信して俺様はそれをチョイスしたのだ

夕方の三つ池
雨の後気温は下がり 物凄く肌寒い
完全なタフコンだった
しかし俺様はそれを言い訳にするような男ではない
ハニーに言った
絶対一匹は釣ってくるぜと
「釣れる気でおるの?」 とハニーが俺様を励ましてくれた
きっと俺様を怒らせて奮起を促したのであろう
マイハニーを車に残して 俺様は池に向かった
決して 「寝ているから勝手に釣っといて」と言われた訳ではない
釣とは孤独なスポーツなのだ
俺様が行くと釣り人は数人居た
聞いてみだが誰も釣れていない
彼らは間詰時を待たずに帰ってしまった
彼等をよそに 俺様はいつものシャローへと一人出た
鯉が勢い良くボイルしている
とたんに俺様に不安が過ぎった
先ずはスローな釣りから始める事にした
またワッキーかよ と言う感じで始まったのだが スローからファーストへというのが
今日のテーマの一つでもある
おまけに気温がひどく下がっている
全くの無反応
秘蔵の鉄板反射食いだぁぁぁ
無反応
シャッド
無反応
既に時間は三十分を過ぎていた
俺様は今日ここに何をしに来たのだ
俺様は心の兄貴に聞いてみた
そう俺様は今日の目標はウオデスで 釣れる事を証明するためだ
俺様自身 このデカルアーをしんじるためだ
トレーシーに 「そんなもので釣れる訳がない」と馬鹿にされたからでは決してない
俺様は自分自身に証明する
ロッドはミディアムへヴィ
リールーはスコーピオン1001 ラインは12ポンド
俺様に16や20ポンドのラインは要らない
12ポンドを使うのは 細いラインでバスに見切らせないためだ
決して20ポンドを巻いたリールを忘れたわけではない
俺様は全てを確信していた
釣れる こいつはやってくれる
だったら初めから何故投げなかったという方も居るが
それは切り札とは最後に出すものだからだ
決して俺様が忘れていたわけではない
えいやっと横から投げると 見事にルアーはスキッピングした
よかったラインは切れなかった・・
巻いたがヒットはない
投げる練習は一回でいい
二投目は岸際1、2メートルくらいのところを岸に沿って通した。
夕間詰、バスはエサとなるモノを意識して岸の方へ向いている。
その背後を激しく引き波を立てるルアーを通すことによって
振り向き様に喰わせる。見切られる前に。
一投勝負だ。

するとぐぐっと突然竿先がしなった
先日のガマの悪夢が蘇る
しかし俺様に後戻りはない 俺様はリールを巻きつづけた
かなり重い デカイのか!!
見事に並バスをゲット 重かったのはルアーの重さも入っていたからだった
俺様は慌ててハニーに電話をした なかなか出ない
昼寝をしていた訳ではないと信じているが・・・ やっと出た
ハニーに俺様の勇姿を見に来いと命じた
たこ焼を食わせることでハニーは応じた
ハニーがのそっとやって来た
「どうだこのでかいルアーでも釣れるだろう」
俺様は高々とバスを持ち上げた ハニーは言った
「ワームで釣って、つけかえたんちゃうん」
ちがぁぁぁぁぁぁうううううううっっっっっ!!!!!!
俺様の声が空しく三つ池に響いた。
「もう時間やで、かえろかえろ」 ハニーが追い討ちをかけるように言った
しかし俺様はこの感動を忘れないであろう ウオデスよありがとう
俺様のために生まれてくれて

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注: トレーシー> カノジョ       タッチー>親戚

 

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