ブラックバスの飼い方  no2

魚を飼うにはその魚種の最大成長体長を考えればよい。
バスは60センチくらいだから水槽は120センチは欲しい。
しかし、これはうまく育った時の話である。
大抵は水槽の大きさに合わせてそんなには大きくはならない。

ただバスは大食漢で40センチくらいは数年で育つ。
1年10センチと考えて差し支えない。
そのような事を考えればやはり、ろ過能力の高い濾過層と
60センチくらいの水槽は 最低限用意したい。
これで35センチくらいまではギリギリ飼える。

自分の場合は60センチ水槽なので
これを越えると釣った池に帰すことにしている。

水槽の大きさに余裕がない場合は、
連れて帰るにはなるべく豆バスの方が
長くお付き合いできるので、楽しいかも知れない。

そして、なるべく一匹飼いを薦める。
2匹入れると水は汚れるし、
争いでどちらかが死ぬことが多い。
どうしても入れるならば体長の同じものを。

持ち帰るときは固形酸素とごみ袋と輪ゴムがあればOKである。
夏場は水温が 上がらないように気を付けて、
酸素は必ず入れてやること。

バスは強い魚なので、いきなり水道水でもそうそう死なない。
しかし、こんなことを書くと怒られそうなので、
なるべくカルキは抜くように。
水を1日天日に当てるだけでよい。

そして水温の違いでショックを起さないように
ビニール袋に魚を入れた状態で水槽に浮かべる。
水槽の水とビニール内の水温が同じになった頃、
水槽にバスを放す。

飼って直ぐはなかなか餌を食べないだろうから、
エサ金(熱帯魚屋で20匹500円くらいの金魚)を入れる。
徐々に割り箸でつまんだ解凍した冷凍エビなどを与える。

安いからといって、イワシ等を与えていると
水がすぐに腐ってくるので注意。
冷凍エビが一番水が汚れない。
冷凍エビは解凍してから割り箸などに挟んでやる。
慣れないうちは、熱帯魚用の「クリル」という
乾燥エビを水面に浮かべると勝手に食べる。
しかし、これも食べないこともある。
食べない時は「ブラックバスの居る暮らしno.1」を参照。

大量に糞をするので、底に糞が溜まり出したら水を替える。
平均2週間に一度が目安だ。
夏場は10日に一回くらい、反対にエサを食べない冬場は
もっと長く換えなくても大丈夫だ。
1/3の水量を替えるのが基本。
ろ過材の交換や洗浄も忘れないように。

もし、バスを大きくしたい場合は。
冬場にヒーターを入れて水温を23度くらいにする。
すると年中エサを食べる。

普通バスは12月くらいから余りエサを欲しがらなくなり
そのまま3月くらいまでは
ほぼ冬眠状態である。
まあ、時たま食べる程度。

魚の病気は水温と水の汚れから起きることがホトンドである。
無闇にエサを与えすぎないことも
水を綺麗に保つ手段のひとつだ。

また水換え後は1日、エサをやらない。
欲しがってもである。
水換えは魚を一種ショック状態にする。
この状態でエサを食べると悪くすると死ぬこともある。

ヒレや尾が腐り始めたら水替えと塩を少し入れる。
冬場、白点が出るようならば ヒーターで
水温を上げてやる。
まあ、バスは滅多に白点病にはならないが、
水質の悪化で病気になることが多い。

底に敷く砂や石は珊瑚系はダメ。
バス居る池は大抵軟水なので、水道水くらいのpHがベスト。
アルカリ系はダメである。

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