場所を変えると「俺様さんですか?」と声をかけられる。
ここで良い砂溜め情報を戴く。お話から去年の失敗は季節にあると悟る。
もう春に砂溜めには行かないと誓う。
しばらくその場所で粘るも、2匹バラス。タマ、ノーバイト。
そして場所を変える。
歩きながら池の隅に来て「こんな所が良い感じ」と言って活け虫を投げるが、
場所的にしっくりと来ない。
タマのカットテールの付いている竿と交換してもらう。
タマは「活虫なんか、トップで出るの? 出−へんでぇ」とか言って先に進んで行く。
私は「もう毛虫もわんさか居るから出るよ」と一応叫んでおく。
暗転
そしてしばらくしてタマの悲鳴がするので駆けつける。
どうやら釣れたが、倒木が錯綜する岸際で巻かれている。
必死で巻き続けてドラグが鳴りっぱなしだ。
「交代してっ!!」と竿を渡される。
枝にバスの頭が絡まっているので、とりあえず沖へ泳がす。
通す道筋を見つけてからドラグを締めて寄せる。
タマがギャーギャー言いながらキャッチする。
「おおっ40はあるよ」
「やったーっ!!」
計測の結果「40マイナス1センチだった」
「40センチにしておくか?」と私が尋ねると、
「いや私は自分にシビアやねん。39センチで。」
「あっそ」