7月1日
この日は早朝5時からの釣行となった。
最近は徹夜での辛い釣りは嫌なので、早朝は2年ぶりだった。
同行は山師。
山師に初の40アップのバスを釣らせると言うのが今回の目標。
行きの車中で40アップ釣り方講座をしておく。
簡単に言えば「見つけ出せ」。
成功報酬はビール。
私の目標はハードルアで3匹ほどデカいのを釣るというものだった。


朝靄の中、ハードルアーでガツンと一発という夢は広がり、
バズベイトに始まりトップ系の色々なルアーを鞄に忍ばせていたのだ。
しかし、この野池で唯一ルアーを通せるワンドにバスの気配は無い。
ガンガンと通すが、静かなものだった・・・
何処へ行ったのか?
すこし寂しくなる。

きっと四隅に居るだろうと、執拗に隅のカヴァー打ちをしていたら47センチが出て来た。
あまり引いてはくれなかった。

デジカメで画像を撮ろうとするが、上手く写せない。
ウィードエリアで、見えバスを探している山師のところへバスを連れて行く。
すると遠くで山師にいきなり40アップがヒットしていた。
しかし岸際の足元までバスを寄せたものの、どうして良いのか分からずにアタフタしている。
段差はほとんどない。 「カッコ悪ー」である。

「岸に出て、口を掴め!!」 と叫ぶも
「デカイですやん、気持ち悪いですやん」とこれまた情けない叫び。
で、いきなり5ポンドラインにライトのスピニングロッドで引き抜いた。
馬鹿である。
ランディングには成功したが、少しでもラインに傷が入っていたらブレイクするし、
何よりも強く無いロッド、折れたらどうする(俺様のだ)。
まあやっちまったものは仕方が無いので一応祝福。
俺様のバスより1センチ短いので46センチと適当に判断。

それから、竹薮に身を潜めて40アップの見えバスを追っていた時、
いきなり後ろに立つヤツが居る・・・熊かと思えば山師である。
手には32.3センチのバス。
どうやら見せに来たらしい。
「何センチ?」と聞くので「30センチ」と答える。
「35センチくらいあるやん」と言うが、「ない」と冷たく言い放つ。
勿論40アップのバスの姿は消えていた。
あれほど「後ろに立つな」と言っていたのに・・・・

それからなし崩し的にワームで30アップを5本。その他全部で10匹くらい。
山師は30アップを2本。
7時半に終了。
あまりバスは見えなかった。

夕方と違って良い事は、早朝5時くらいならば40アップの釣れ率は夕刻の10倍。
初心者でも見えバスが釣れる。
30アップが多く釣れることだろうか・・・
夕方は25センチが中心というパターンが多い。

帰り道、草むらの中を歩いていたら山師が
「うわっ」と叫ぶ。
「 どうした?」と言って、
見ると大きなミミズがヤツの足元から逃げていく。
山師曰く。
「ヘビでした。でも小さいから許してやりました」
これを聞いても心優しい俺様は
「ミミズやん」とは決して言わなかった。
そしてここで暴露する。



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