6月18日

今日は出だしタマは快調だった。
ウィードエリアで一投目からヒット。続いてトップにルアーチェンジをしてもまたヒット。
俺様は後を追う形となる。
何故タマの鼻息が荒いのか、それは今日こそタマに40アップ50アップを釣らせると約束していたからだ。
タマの自己記録は30センチ。40アップは悲願だ。

それからタマに見えバスへのアプローチと居そうな場所を教える。
要点は兎にも角にも姿を見られるな。見られたら遠くへ行くふりをして一旦その場を離れろ。
見えバスに対してはルアーはバスより向こうへ投げる。手前に落とすと岸を見てこちらの姿に気付くから、 等など・・・
そして俺様がウィードエリアでトップで次々と釣り出した頃、40アップを狙っていたタマは岬の先端で30アップを手前の木の枝に引っかけてバラしていた。

 

そして、様子を見に行くと「今から一段上の池へ行く」と言う。
タマの姿が見えなくなってすぐさま「すっぽ抜けた」と言って走って帰ってくる。
「でかかった。グイっと引っ張られた。今までに無い引きや」
「そうか、じゃあ行ってみる」と言い残し、池を見るとデカイのが2匹スクールしている。
倒木が複数あり、枝があり、ウィードもある。ラバージグを投げる。
で、ヒット。
迷わず一気に引き寄せる。釣り上げたところへタマが怒りながらやって来た。
「まさか未だ居るとも思わんし、二回も喰うとも思わんやん」
と、言い訳するもブリブリと怒っている。
「タマ、バス持って。写真撮るから」と言うと、
「持ちたくないし」と言った具合だ。
そしてかなり恐い顔で写真に写る。

仕方が無いので
「もう30分、7時半まで釣るから、場を休ませてもう一度投げてくれ」と言い残し、再び下の池へ出た。
暫くすると水飛沫の音とタマの悲鳴が聞こえてくる。
慌てて行くと、向こうからタマが泣きながら道を歩いてくる。
「ラインを切られた・・・」

こうしてタマは40アップの2バイトを逃した。
特にラインを切られたのが悔しいようで、もう帰りの車中では彼(40アップ)の事しかしゃべらなくなってしまった。

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