5月29日
昨夜は、硬いストレートワームのオフセットで3匹もバラしていたのを
悔やみつつ、今日の報復を誓っていた。
釣り方はフォーリング中に喰って来ているのが多いので、
硬いワームをオフセットでスーッと引く作戦より
マス針ワッキーで 確実に釣り上げる作戦だ。
しかし夜半は大雨で、水の濁りが気になるところだった。

釣り始めは4時半。どピーカンだ。
先日と同じくタマと二人で行く。
3匹バラした水草の少ない所でやるが、一向に反応が無い。
強風とやや濁りでバスの姿も 見えない。
タマが、 「今日はウィードやで」等と 分かったようなことを言うので、
ウィードエリアに行く。

「ニヤリとした口元が腹立たしいです」 タマ談

たちまち一匹釣れる。
それを見ていたタマは凹んで何処かへ行ってしまった・・・
それからまた2匹釣れる。
凹んだ タマを探して釣り方を伝授しようと探していたら、
木陰に潜みバスを狙っている。
こいつは本当に根性がある。

タマのダウンショットにもバス来たそうだ。
しかし、フッキングを心がけ過ぎ、
勢い余って空中まで 引き上げてしまい
何処かへ飛んでいってしまったそうだ 。

「ここか?」と聞いて、ルアーを投げる。
たちまち4匹目が釣れる。
タマが本気で悔し涙を溜め始めたので逃げることにする。

そして6時過ぎ、最初に入った流れ込みの方へ向かう。
恐らくここは流れ込みもあり、回復系のアフターのデカイやつが来るはず。
ウィードはチビばかりだ。
大体あのウィードからデカイのを5ポンドのラインで引き出す自信はない。

すると幸運にも40アップの後姿が木陰から向こうへ回遊していくのが見えた。
すかさず硬いワッキーをヤツの真横へ落とし込む。
と、釣れてしまった。

昨夜、考えていたのだが、ここでデカイのが釣れたら網が必要だなあ・・・ってこと。
そんなことを今更思い出す。

段差は2メートル。ラインは5ポンド、引き抜けない。
岸には木立が一杯で、何処へも誘導出来ない。
もうどうにもならないこの状況。
ひたすら「タマっ!!」と叫び続ける。
ルアーは飲み込まれていて、首を左右に思いっきり振られ、ジャンプを何度も繰り返す。
ラインがギシギシと切れそうだ!!

やっとやって来たタマにロッドを預けて、
俺様はそのまま2メートル下の池に飛び込みバスをキャッチ。
浅くて膝くらいなのでまあパンツまでは被害に遭わずに済んだ。

タマにバスを手渡して、ハテ、自分はどうやって上がれば良いのか??
2メートル以上の垂直の土手、掴むものもない・・・

「バス上げて 自分居残る春の池」 一句で来た・・・

まあ何とか力自慢のタマに引き上げてもらい
バスを計測。45センチのガリガリのアフターメスバスでした。
今までウィードで回復を待っていたのか、色はかなり白かった。

で、凹んだタマが釣れたかどうかは
優しいので口が裂けても言えません。
まあタマの釣果は俺様を池から引き上げたと言うことで・・・


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「こんなのを自力で釣り上げてやる」 タマ談

 

 

 

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