06.4.25

この一週間、体が重くてだるくて鬱気味だった。
四月に入ってなんとなく鬱っぽかったが、腰を痛めてからは仙人のような心持で過ごしていた。
今日、カイロプラクティクで骨の矯正をしてもらう。心は置いてといて、体だけは軽くなり山の野池へと出掛ける気になった。

突然、思い立ったので常に車に積んである玩具のようなリールと竿で釣行。
この後、ポチを駅まで迎えに行かなくてはならないので 20分程で帰るつもり。
場所は奥の池。ここもメジャーになり以前のように簡単に釣れなくなっている。

池を一回りして一番良いポイントに最後に入った。
シャローの流れ込みだ。春バスには最適だろう。
ポテっとゴムで出来たワームを池に投げ入れると、引きがある。ゆっくりと合わせて、リールを巻くとやけに重い。
水面から出て来たのは、2年ぶりくらいのデカイサイズのブラックバスだ。

ガンガン暴れるバスを岸まで引き寄せたのは良いのだが、岸から水面まで1.5メートルはある。
ラインは5ポンド、細くて引き抜けない。
網もない。
手で口を掴むのだが、水面まで手が届かない・・・・
35センチ位までならば何とか引き抜けるが、今水面に顔を出している魚はそれ以上ある。
年に2回くらいは池に落ちているので、別に池に飛び込んでも良いのだが、街行きの革靴を履いてきてしまった。
一度、1メートル近くの鯉を釣ってしまった時は、池に飛び込んで素手で捕まえようと格闘したこともある。
でも、今日は池に入るのは避けたい。

暫く思案して、背中に竿をさし逃げないようにラインを張りながら、草を掴み垂直の岸を半分ほど降りた。
後5センチでバスの口を掴めるが、手が届かない。
ゼエゼエと荒い息をしながら、もう一段下の土を掴み身を乗り出す。
もう微妙なバランスで垂直の土手にへばり付いている。
バスの口を掴めた。ここで、こいつが暴れたら池の中だろう。

しかし流石に大物、観念したのか暴れることなく水面から出てくれた。

体長45センチ、成猫くらいの大きさと重さだ。 シャローでたっぷりと日焼けして黒々としている。
去年はほぼ釣行していないので2年ぶりの45アップだ。
まあ、猛烈にうれしい。
月末には淡路島へ行くのだが、もう行かなくても良いくらいにうれしい。

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