04.6.25
今日は雨降りである。
しかし俺様には去年新調して、
雨降りに行く根性がなく、
まだ着ていないカッパがある。
この一週間仕事で釣行を控えていたが
心の兄貴が
「小雨は良く釣れる」
などと俺様の耳元でささやく。
俺様は誘惑に乗った。

車のトランクにカッパは入れっぱなしだった。
雨の中、トランクを開け、
荷物やキーをトランクに入れて
カッパを着込んだ 。
「よし出発や!!」
俺様はトランクを勢い良く閉めた。
「?」何か嫌な予感がした。
その予感は車のドアを開けようとした時、 解けた。
しばらくお待ちいただきたい。
俺様は予備のキーを取りに自宅へと戻った。

山の中の野池に着くと、
平地とは違い雨がきつい。
たちまちリュックもロッドもびしょびしょである。
ちなみにタオルも忘れた。
心の兄貴は「小雨」だとささやいたが、
どちらかと言えば「土砂降り」である。

俺様は先日購入した「潜らない」と定評のある
フリーター1.5mを付けた。
もちろん中古ルアーである。発売元のバイパーデザインも潰れている。

実際引いてみると50センチくらいが限度だろうか。
これで1.5メートルと謳えば怒られるだろうな。
しかし元々ヘビーカバー周りのシャロークランクとして買ったので
これで良い。
スローに引いていると水面直下見えている。
スローでもプリプリと良く動く。
この動きはいつでもバスが来るとは思えないが、
滅多にルアーの来ないカバー回りには良いかと。

岸際を何度も通すがバスは出てこない。
オーバーハングに投げ込んで
ロングポーズ。
これもダメだった。

そして場所を変えて
ハスとハスの間を通していると
喰って来た。
ものすごく暴れる元気なバスだ。

釣り上げて口を持つがヌルヌルと雨、
そしてメチャクチャ暴れるのでうまくつかめない。
功労者のフリーターを口に付けて撮影しようとしたが、
ルアーはすでに暴れて外れている。
もう一度ルアーを口に持っていくと
また暴れて振り落とされてしまった。
仕方がないのでサイズも測らずバスを撮影して池に戻した。
30アップくらいだろう。
「なんちゅー元気や
 人間様はこの雨でテンションさがってるちゅーのに 」
俺様は池に戻ったバスに叫んぶと
30分でザザ降りの野池を後にした。
ちなみに 俺様は長靴を履くのも忘れた。
靴はぐちょぐちょだ。
慣れないことをすると色々と忘れてロクなことはない。

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